Cubase10のキーエディタ画面で、小さいトランスポートパネル(タイムウインドウ?)を表示させない方法

cubaseでいろんなウインドウを開いている時、場所指定〜再生する時のエンターキーを押す回数を揃えたい

何年か前にcubase6からcubase10にバージョンアップしたところ、キーエディタ画面で任意の場所にジャンプするために
「カーソル位置を入力」のショートカットを押した時、cubase6のころには無かった「場所を入力する小さなウインドウ」が
表示されるようになっていました。(少し前に楽器店で触ったcubase10.5でも同じでした)

このウインドウが表示されるだけなら、F2キーで表示/非表示ができるトランスポートパネルみたいなものなので
特に何も思わなかったのですが、この小さなウインドウで場所を入力する際の再生までの手順が
「位置を入力してテンキーのエンター」→「再度テンキーのエンターを押すことでこの小さいウインドウが消える」→「再度テンキーのエンターを押すと再生スタート」
という感じで、エンターを3回押す必要がある挙動となっていました。
(テンキーのエンターに再生が割り当てられている設定がデフォルトか自分が設定したのかもう思い出せません・・・)

プロジェクトウインドウ画面やcubase6の頃のキーエディタ画面では、任意の場所にジャンプする際はショートカットコマンドを使った場合でも
トランスポートパネルを使い「位置を入力してテンキーのエンター」→「再度テンキーのエンターを押すと再生スタート」
という手順で再生が始まり、cubase10のキーエディタ画面だけが(?)再生までの手順が異なる事が頭の固い自分はどうにも馴染めず、
どうにか他の画面や昔のcubase6のころと同じキー操作でキーエディタ画面で場所を指定→再生、が行える方法がないかともやもやしていました。

スマートなやり方ではないかもですが、一応昔のcubase6の時っぽく「位置を入力してエンター」→「再度テンキーのエンターを押すと再生スタート」することが
できたので忘備録的に残します。ネットで検索しても同様のことで面倒がってる人はとても少ないようなので
自分が気になっているだけで、他の人にはあまり気にならない、もしくは自分の操作方法が根本的に間違っている箇所かもしれません。
※自分はcubaseに移行する前logicを使用していて、メーカーのEMAGICがアップルに買収されてしまった時に行われたサービスのcubase SX優待組なので
logicの時に自分が設定していたショートカットや使い方をなるべく移植した使い方を今でもしており、一般的なcubaseの操作方法から大きく外れているかもしれません。

やりかた

前提として、(cubase10だと、画面の下部に固定されたトランスポートパネルが表示されていますが)ひとまずF2キーを押す事で
表示/非表示ができるフロート表示のトランスポートパネルを表示させっぱなしにして使います。
画像だと、固定されたトランスポートパネルとずらして表示させていますが、
自分は固定されたトランスポートパネルの上にフロートされたトランスポートパネルを重ねて表示するようにしています。

プロジェクトウインドウで(F2で表示できるフロートさせた)トランスポートパネルを表示させた状態にしたら
画面上部のメニュー「ワークスペース」から「ワークスペースを追加」→「グローバルワークスペースに追加」して
この画面を呼び出せるようにします。
※自分はテンキーの「1」で、このワークスペースを表示させるショートカットに設定してキーエディタやミキサー画面からプロジェクトウインドウに戻れるようにしています。

ここからがキモ?です

キーエディタを使用する際、自分はテンキーの「2」でキーエディタを開くようにしています。
キーエディタを開いた時、キーエディタにウインドウのフォーカスが合っています、どうやらトランスポートパネルではなくキーエディタに
フォーカスがあっている時に任意の場所にジャンプしたい時に使う「カーソル位置を入力」をすると、例の小さいタイムウインドウが開くようです。

試しにキーエディタを開いた状態でF2キーを何度か押してフロート表示されるトランスポートパネルを表示させた状態で(=トランスポートパネルにフォーカスがあった状態で)
「カーソル位置を入力」のコマンドを実行すると、例の小さいタイムウインドウが開く事なくフロートされたトランスポートパネルで位置が入力でき、
cubase6の時と同じように「位置を入力してテンキーのエンター」→「再度テンキーのエンターを押すと再生スタート」が行えます。

というわけで、「キーエディタを開く」時と「カーソル位置を入力」する時、マクロを使ってショートカットコマンドに小細工をします。

キーエディタを開く時

※ここでこの文章の最初の方に書いたプロジェクトウインドウ画面の時にF2で表示/非表示できるフロートされたトランスポートパネルを表示させっぱなしにする話に繋がります。
キーエディタを開く(トランスポートパネルは表示されているけれどフォーカスはキーエディタにあたっている)→トランスポートパネルを非表示→トランスポートパネル表示
とすることで、キーエディタが開いた状態でトランスポートパネルにフォーカスがあたった状態になります。
この状態で「カーソル位置を入力する」を使うと、例の小さいタイムウインドウではなくフロート表示されたトランスポートパネルを使用するので
エンターキーを3回押して再生、という自分の慣れない動作から解放されるようになりました。
※自分はテンキーの「2」にこれを割り当てています

「カーソル位置を入力」する時
ただ、このままだとキーエディタで何かを編集した際、フォーカスがキーエディタにあたっているため
カーソル位置を入力のショートカットをクリックすると例の小さいアイツが開いて再生までまた3度エンターキーを押す動作になってしまいます。
そうさせない為に、「カーソル位置を入力」する際もマクロを使用することにします。

キーエディタを開く時と同じく、トランスポートパネルを一度非表示にした後、再度表示させてフォーカスをトランスポートパネルにあてた状態で
「カーソル位置を入力」することで、再生までに3度エンターを押さないといけないアクションから解放されました。
※自分はこれをテンキーの「.」に割り当てています。

もっとスマートな方法があるかもしれませんが、とりあえず3回エンターキーからの解放方法として残します。どなたかのお役にたてたなら嬉しいです。

・・・cubase10のいくつも今の場所を指定するウインドウが表示される挙動は結構ミステリーな感じです。




どなたか、キーエディタ上でマウスを使わずキーボードのショートカットで今いる場所(ルーラー?)にステップ入力の青い棒を
ワープさせる方法をご存じの方がおられましたら、お教えいただけたらと思います・・・。